医療的ケア児支援法成立
胃ろうや痰の吸引をしたり、人工呼吸器をつけて生活したりしているお子さんを「医療的ケア児」と言います。全国で2万人います。
私も肢体不自由特別支援学校に勤務した経験があるので、多くのケアが必要なお子さんと関わってきました。
特別支援学校には、看護師さんが配置されていますが、保育園や小中高には配置されていません。
そのため、保護者が付き添ってケアしながら学校生活を送っています。
それが原因で、保護者の離職に繋がったり家族の負担が集中したりしています。
今国会では、【医療的ケア児支援法】が成立され、保育園や小中高に看護師が配置されるようです。
全てのお子さんがベストな状態で学校生活が送れ、保護者の負担が減ることできれば嬉しいです。
Take it easy‼︎
何歳になってもチャレンジ
一般的に30歳を過ぎると仕事も軌道のり、家庭を持ち、安定していくと思う。
私も公務員で、家庭があり、世間一般的には安定はしていると思う。
ただし、安定=現状に満足
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この考えが本当に多いと思う。
教員という立場だからこそ、常に学び続けて、知識をアップデートし続けなくてはいけない。
それが使命。
いつまでも挑戦し続ける。
子どもに夢を与えて、夢を与える教員が夢を追い続ける。
これからスタートします。
知識を得ることの大切さ
昨年度は在宅勤務が多くあったので、図書を読み、オンライン研修を受け、様々な知識を得ることができました。今も継続しています。
以前は、根拠のない実践と経験で何となくやってきていました。
今となっては恥ずかしい限りです。
そして、子ども達にも失礼ですよね。
知識を得ることで、今までと違かった見方で子ども達を支援することができます。
一つの見方でなく、色々な支援を考えることができ、子ども達を見る目や支援のバリエーションが増えます。
これからも学び続けて、知識を蓄えていきたいと思います。
教員免許更新について
教員免許は10年に一度の更新しなければいけません。
更新年は、30時間以上の研修を受けます。
もちろん費用はかかります。
私は、研修は嫌いではないので楽しみなのですが、教員免許更新を廃止した方が良いという動きがあるようです。
もちろん人にもよりますが、外部研修やオンライン研修で学んでいる教員は決して多くありません。(私の実感ですが、、、)
教員免許更新がなくなると、本当に勉強しなくなり、質の低い教員が増えていくと思っています。
私は教員免許更新制に賛成です。
費用は結構かかるので検討が必要ですが、3年に一度くらい更新研修を受けても良いと思っています。
デジタル教科書
2024年度からデジタル教科書が全面的に導入されます。しかし、当面は紙の教科書と併用されるようです。
小中高はどうなのか分からないが、特別支援学校はどうなるのでしょうか。
勤務校では、iPadが1人一台配られましたが、全く使っていません。
むしろ、配られたことを知らない子ども達もいると思います。
そして、デジタル教科書を使って教えるのは教員です。教員は果たして、使いこなせるのかも疑問です。
特別支援学校は教員の主観で全てが決まるので、「デジタル教科書は使わなくていいよねー。」
ってなると、多分一生使いません。
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言葉が悪いですが、本当に主観です。
良い主観ならいいですが、大体は悪い主観、保守的です。
デジタル教科書導入に向けて、今から使い方を学んでいかなくてはいけないですね。
障がいの理解、寄り添いについて
最近、多くの方々がブログを見てくれるようになり、とても嬉しいです。
本当にありがとうございます。
今日は障がいの理解と寄り添いについて、書きたいと思います。
というのも、元職場の尊敬してる方がこんなことを言っていたので、そのメッセージを紹介します。
「(障がいについて)考え方も知らないことが多い。当事者や家族や身近な人じゃないと。だから、理解したいとも安易に言えない。気持ちは当の本人しか分からない。だから、自分はいつでも受け止められるようにはしていたいし、できることは、その心の拠り所や寄り添うことができることだと思ってる。」
本当、共感しまくりました。
だからこそ、教員は色々な勉強で知識を蓄え、経験して、支援や寄り添いの引き出しをたくさん持つことが必要なことを再認識したメッセージでした。
本を読んで Part14
今回紹介する本はこちらです。
吃音 伝えられないもどかしさ 近藤雄生著
【目次】
プロローグ 18年前
第一章 死の際に立ちながら
第二章 ただ〝普通に〟話すために
第三章 伝えらないもどかしさ
第四章 新人看護師の死
第五章 言葉を取り戻した先に
第六章 私自身に起きた突然の変化
第七章 〝そのまま〟のわが子を愛せるように
エピローグ たどりついた現実
あとがき
文庫本あとがき
解説 重松清
私自身、5歳くらいから吃音があります。
もしかしたら、もっと前からあったのかもしれません。
幼稚園の時に、吃った記憶が今だにあります。
学生時代もずっと悩み、今でも吃音の悩みは絶えません。悩みの9割は吃音です。
仕事などの外では、言葉を言い換えたりコントロールしたりして、吃音を見せないようにできますが、(もちろん吃ることも多々あります)家では吃りまくりです。
びっくりするくらいだと思います。笑
吃音のことを調べたり本を読んだりすると、悪化するような気がしたので、あまり吃音の本は読まないのですが、この本は賞にノミネートされ、重松清さんも大絶賛しているので、読んでみました。
ちなみに重松さんも吃音者です。
全てノンフィクションであり、著者も吃音者です。
吃音がある方の人生を追ったり話を聞きに行ったりしている本なのですが、、、
今までの吃音本の中で、ダントツ一番でした。
本の中で高橋さんという方が出てきます。
高橋さんは、バリバラの吃音をテーマに放送された回に出演されています。
動画を見てみてください。
吃音の本を読むと、余計に悩み、マイナス思考になることがほとんどなのですが、この本は前向きに捉えられる本でした。
読んでよかった。
そう思える一冊になりました。